匿名性の安心さ
今日は、ある事情で一日中顔を布で隠しているという状況で過ごした。
結果、何というか気持ち的にとても落ち着いたのである。
普段は、誰かの目を気にしたり、自分のことをどう思っているか自意識過剰に考えてしまう傾向があり、誰かと話した後は以上に疲れてしまうのだが今日は何故かとてもリラックスして過ごすことが出来た気がする。
自分と同じ感情を持っている人がいないかネットで調べてみると、やはりいた。むしろ、自分が想像していた以上に同類が多いようだ。近年「伊達マスク」が流行しているという。つまり、風邪でも病気でもないのに、マスクをして外出する人々のことである。
彼らのマスクをする理由として、
・なんとなく落ち着くから
・自分のコンプレックスを隠せるから
・すっぴんが隠せるから
・コミュ症による不安を軽減出来るから
などがあるようだ。うん、すごくよくわかる。
僕自身、人と話すことは好きだが、面と向かって話したり職場で正面に誰かがいると全く集中出来ないし必要以上に疲れてしまう。いっそのこと、四方をカーテンで区切るくらいでないとダメなのだ。
そんな性格の人間が増えてきているということだろうか。何にしてもこの流れは自分にとってはありがたい。マスクをし続けても怪しまれずに外引きこもりが出来るからだ。
外で引きこもり気分を味わうというのはなかなか良いものだと、今日改めて知ることが出来たので、明日からマスク着用をしてどのくらい精神的に落ち着くのか実験してみたいと思う。