まだ人間やってるの?

管理人かるが脱社畜するための色々なハックを考えたり試したりするブログです。

タスク消化マシーンになってみた

僕は、毎日働くのが嫌だ嫌だと思いながら働いている。

 

せっかく自分の世界という絶対的自由の夢想空間の中で(勤務中に)耽っている時なのに、そんなときに限って「予想外のタスク」が突然降ってきて、思考が中断される。

 

自分にとってそれはとてつもないストレスなのだ。

 

本当は、一日中何も考えずにボーッとしていたいのだ。

だけどそんなことは、外部が許してくれない。

 

そうやって悩んでいる間にも、終わらせなければならない大量のタスクは溜まる一方である。しかし、タスクが増えれば増えるほど、自分の気持ちいいことをしたくなるのが僕の性である。コンビニにふらっと行ったり、ごはんを食べに行ったり、ネットサーフィンをしたり…。

 

そうして気持ち良く自席に戻ると、いつの間にか新しいタスクが増えている。以下、無限ループ。

 

そこで、僕は考えた。自分にはご褒美が足りないんだと。どんなに小さなことでよいから、何か行動をしたら、ご褒美をあげようという思いが浮かんだ。

 

普段、僕はワンダーリストというアプリをmacに入れている。そこに、本当に細かく細かく次の行動を記載していくのだ。例えば、コピーをとる、誰々さんにメールを出す、誰々さんに連絡をとるなど。普通の人じゃ当たり前すぎる行動にもつける。例えば、お風呂にはいる、歯磨きをする、服を脱ぐなどである。

 

そのように自分の行動を管理するようになって、少しずつ変化を感じた。そして、あることに気づいたのである。

 

それは、「何も考えなくなった」。

 

そう、何も余計なことを考えなくなったのである。自分の行動は全てタスク化されているため、次はなにしよっかな〜とか考えないのだ。ある行動が終われば、タスク表を見て次の行動にすぐ移す。そうしていると、あっという間に1日が終わるのである。

 

これまで究極の怠け者だった自分がなぜそのように次の行動にすぐ移れるようになったのか。それは、タスクを消していく快感を感じていることが理由の一つに挙げられる。タスクが終わると、チェックリストに記しを入れる。すると、チーンという軽快な音に合わせてタスクリストが一つ減るのだ。その達成感は、たとえお風呂にはいったというような軽いものでもある程度の快感を得ることができる。それが、10こ20こと続くと、それなりに楽しくなってくるのだ。

 

もう一つの理由は、怒られたり催促される頻度が減って有益だと本能的に感じているのも続けられているポイントだ。当然だが、やれと言われていることをやらないままにしておくと怒られる。しかし、重要なものもそうでないものもまとめてリスト化しているので、一応手はつけることになる。なので、たとえ催促されたとしてもそのあと怒られる可能性はぐっとさがるのだ。

 

このような習慣を初めてまだ時間が経っていないので、見つけ出せていないメリットがあると思うが、ざっとこんな感じだ。

 

あ、あとメリットとしては、病的な眠気に襲われることが少なくなった。以前は、どんなときでもどこでも異常に眠すぎて病気かと本気で思っていて、それなりに悩んでいた。だが、次にやることが明確になると自然と日中の眠気は抑えられるようになったのである。不思議だ。とはいえ、家に帰っちゃうとバタンキューしてしまうのだが。

 

タスク消化マシーンになって、気づいたことがひとつある。それは、行動すると世界が少しだけ少しだけ変わって見えてくるということだ。今までは、自分の置かれた不幸な状況をなげき、そこから脱出することばかり考えて、何かを行動に移したり、アウトプットするということが少なかった。だが、タスク=アウトプットなので、行動することになる。行動した後の世界がどう違うのかといえば、うまく説明出来ないが、違う世界なのである。ある種の自信のような自己肯定感をなんとなく感じることができる。

 

1日坊主の自分にとっては、一週間くらい続いている脅威の記録なので、これからもタスク消化マシーンになって何も考えずに早くくたばれるように頑張りたいと思う。